低血糖症について
最近、急激な体重の増加・疲れやすい・甘いものが食べたい・過食・昼食後の急激な眠気などありませんか?
これらは、「低血糖症」の症状かもしれません。
血糖とインスリンの働き
私たちの血液中には一定のブドウ糖が含まれ、これを「血糖」とよんでいます。インスリンは、細胞内へブドウ糖の取り込みを促し、血糖値を下げる働きをしています。取り込まれたブドウ糖は、細胞内でエネルギーとして利用されます。
糖質の摂りすぎで低血糖症になります
グラフの赤色の線は日頃から糖質を多く摂取している方で、血糖が急激に上昇しています。するとインスリンが過剰反応し血糖値が急激に下がります。血糖値が下がりすぎると、生体は生命の危機を感じ、また血糖を上げようと血糖上昇ホルモンのアドレナリン(敵意・攻撃性)、ノルアドレナリン(不安・恐怖・落ち込み)が出ます。その作用が同時におきることで、以下のような身体と精神に症状がでるのです。
低血糖症によるホルモン異常がもたらす症状
● 食後の眠たさがある
● 運転中に耐えがたい眠気におそわれる
● 甘いものが無性に食べたくなる
● 偏頭痛、筋肉痛、眼の奥の痛みがある
● 家庭内や身近な人との口論や大声がある、あるいは、キレやすい
● 思い込みと引きこもりの両極端がある
● 目的志向が強く、周囲がみえなくなる
● 怒りのスイッチが入ると止められない
低血糖症を起こさない身体を作りましょう
グラフの青色の線のように穏やかな血糖曲線を維持することは、心身が安定することにつながります。血糖値を高くする缶コーヒー、缶ジュース、菓子類、カップ麺などの摂取を控え、低血糖症を起こさない身体をつくりましょう。