今年の正月は大分の自宅で迎えた。
大晦日の朝から墓参りをすませ、夕刻からは父と母もやってきた。
暮れの31日に特段の来客があるわけでなく、あとは黙って座り紅白の開始を待ち、
父の酒の相手をした。
元旦は朝の5時に起き、近所の神社に初詣にでかけた。ちょうどまだ空いた時間でよかった。毎年長蛇の列なのに今年はすいすいと歩いて神殿にまで到着し祈願もできた。
境内の凍るような冷たい水で手と顔を拭うと、さっぱりした気持ちになり、新しい年への意欲も沸いてくる。
今年は、公私にわたり、忙しい中にも落ち着いた生活を送ることをモットーにしたいと思う。診療のなかでは、特に、がんをもたれる患者さんへのケアを充実させたいと考えている。
高濃度ビタミンC点滴は、がんの再発防止にすぐれた効果をあげているが、手術後に起きるリンパ浮腫や下肢のむくみ、冷え症などでお困りの患者さんにもケアが求められている。
だから今年はメディカル・マッサージを開始することにした。担当看護師の意欲も旺盛である。当面毎日は無理だが、週に1日~2日、このようなサービスを実施できる日を設けていきたい。
専門の心療内科・精神科の治療では、消化管とメンタルへルスの関係をテーマにしたい。
腸は第二の脳と呼ばれ、脳とは独立して自律神経の支配を受けている。 そのため、メンタルへルスに不調があると下痢や便秘、過敏性腸炎としてあらわれる。そのための腸のケアにはリセット・プログラムが有効になる。生活習慣の指導、食習慣の指導に今年は力を入れたい。