昨晩は、念願だった大分県佐伯市の糀屋(こうじや)さんを訪問しました。
糀屋本店、浅利家の先祖は、戦国時代の甲斐の国の領主、武田信玄につかえたといい、武田家の滅亡後は、瀬戸内海での活動を経て、四国の長宗我部氏のもとで、村上水軍の流れをうけて、操船技術と糀(こうじ)や味噌づくりなどの発酵技術を伝えていきます。
豊臣秀吉による四国征伐の後、長宗我部氏は衰退しますが、村上水軍は毛利水軍とゆかりが深かったため、浅利家は、豊臣氏、毛利氏とつかえ、その後、毛利氏の庇護で大分県南の海岸沿いに土着したといいます。 その年号は、慶長6年(秀吉の朝鮮出兵の直後)というので驚きです。
さて、この糀屋本店の味噌、甘酒につかわれる糀菌は300年以上も生き続けており、日本の発酵文化のすばらしさを今に伝えています。 現在、これらの商品は、東京のデパートでも販売されているそうですが、インターネットのホームページをみて、直接注文することが可能だそうです。今回、わたしは、本店にしかないという地元用の特用パックの、こうじ納豆と甘酒を買い求めました。
このような永い伝統をもつ糀屋さんに関心のあるかたは、是非、下のホームページを御覧になられてください。
きっと日本の食文化を再発見するでしょう。。
糀屋の天井梁は300年以上も昔のもので、戦国大名毛利氏の帆船部材が使用されています
糀菌の育つ木製木枠で、昭和の前の時代のものたちです