若い人は自分を過小評価してはいけない。
30代までは多少の背伸びがあっても良いと思う。
そのために、優等生であるより、もっともっと崩れていても良いと思う。
小さい頃から大人の期待や躾(しつけ)、叱責に応えようとしていると、変な癖ができてしまい、大人になっても息が詰まるような家庭生活や職場人生を自分に強いてしまいがちです。
わたしの職場もそうですが、大人になると毎日、行き詰ることや、壁の連続です。
そういう時に、異なる才能を持った異質の人材がいると救われるものです。
“異なる” の意味は、大人の常識に縛られない、自由な子どものような考え方や発想ができる人で、これに知性が合わさると、高いアイデアや独創性を生み出します。
会社は組織を守るために、常識を堅持する『大人』の人材を求めますが、一方で発展と存続のために、常識に縛られない『子どものような心をもった人材』 も必要とします。
どちらの人材も子ども時代に長所を伸ばせば育ちますが、より個性豊かな社会人になるためには、自分のほうからも学校なり大人を選ぶ必要があります。
どんな? それは短所を探すのではなく、君を認め、褒めてくれる、信頼してくれる、
育ててくれる、そんな長所を伸ばしてくれる学校や大人だと思います。
あの人は、いつも自分を褒めてくれる、自分をわかってくれる、だがら、たまに叱られるのは仕方ない!、そういう憧れの大人との出会いが、君たちの人生を変えるのです。