寿命を延ばす遺伝子サーチュイン(Sirtuin gene)は、誰もが普通にもつ遺伝子で普段は眠ったままの状態ですが、カロリー制限で軽い飢餓状態をつくりだすか、レスベラトロールを
服用すると、次のような働きを開始します。
(1) ミトコンドリアを増やす
(2) 遺伝子の修復
(3) 免疫細胞の正常化
(4) テロメアの保護
(5) 脂肪の燃焼
(6) インスリンの効きを良くする
(7) 活性酸素の消去
(8) 炎症物質の抑制
(9) 劣化ミトコンドリアの消化
ヒトの老化の原因はミトコンドリアだと言われます。
ミトコンドリアは細胞の中でエネルギーをつくりだす重要な器官ですが、年をとると弱ったり、減ったりします。そのため年をとると息切れをしやすくなるのです。
年をとりミトコンドリアが弱ると、活性酸素という有害物質をだすようになります。
この活性酸素は出会うものすべてを壊します。美容上の悩みである、しわ、しみ、白髪の原因は、この活性酸素が、皮膚の細胞を壊すことが主な原因だと言われています。
また、この活性酸素が脳の神経細胞を壊すと、物忘れや認知症につながります。
寿命を延ばす遺伝子サーチュインが作動すると、ミトコンドリアの中で活性酸素を
消す物質が盛んにつくられ、活性酸素が漏れださなくなります。
これが脳や肌など全身の細胞で行われた結果、ヒトの肌、血管、筋肉の若さが保たれ、
寿命が延びるのです。
レスベラトールを摂ると、サーチュイン遺伝子がONになり、ミトコンドリアがどんどんつくられるようになるので、若々しくなるのです。
出典と引用:6月12日にNHKテレビで放送された、 あなたの寿命は延ばせる ~発見!長寿遺伝子~ より大部分の引用させていただきました。