2月7日に、双極性障害の躁状態について注意が必要な季節に入った事をお知らせしました。

2025.02.07
双極性障害の躁状態に注意が必要な季節です
2月は「梅の花の咲く頃」とも言われ、双極性障害の躁状態が発症しやすい時期に入ります。 正月明けの気分の落ち込みや、年度末に向けたプレッシャー、社会的な停滞感などが環境要因として影響し、気分の変動が起こりやすくなると考えられます。 さらに、2月後半から3月にかけて「木の芽時(このめどき)」と呼ばれ...
2月の半ばに入ると、「混合状態」と呼ばれる、躁状態 (気分が高揚し活動的になる)と鬱状態 (気分が沈み無気力になる)の2つが、入り混じってあらわれるケースによく出会います。
「混合状態」に入ると、焦燥感が強く、じっとしていられないのに、気分は落ち込みます。
さらにイライラ感が出て、要求の多い会話になります。
「混合状態」では、躁と鬱の特徴が入り混じりますが、「同時に存在している場合」と、「素早く入れ替わる場合」の2つの表現型があります。
どちらの型にしても、「混合状態」の発見は専門家でないと難しい事と、自傷行為の懸念がありますので、2月と3月に上記の症状をみたら、対応方法も含めて、すぐに精神科の専門医に意見を求めてください。