2月は「梅の花の咲く頃」とも言われ、双極性障害の躁状態が発症しやすい時期に入ります。
正月明けの気分の落ち込みや、年度末に向けたプレッシャー、社会的な停滞感などが環境要因として影響し、気分の変動が起こりやすくなると考えられます。
さらに、2月後半から3月にかけて「木の芽時(このめどき)」と呼ばれる時期に入ると、日照時間の増加や気温の上昇により、気分の高揚や躁転が急激に進む方が増える傾向があります。
また、現代はストレスやトラウマを抱える方が多い時代でもあります。
その影響で、PTSDなどの心理的な要因が強く作用し、躁状態が表れにくく、うつ状態が長期化するケースもあります。そのため、この時期は双極性障害の兆候を見つける上でも重要なタイミングといえるでしょう。
気分の変化が気になる方、ご家族や周囲の方で気になる様子が見られる場合は、早めのご相談をお勧めします。