フラッシュバックほど、鮮明で強烈ではないのですが、嫌な記憶を繰り返し思い出したり、自分で過去の嫌な記憶を引っぱり出してしまう、「記憶の障害」と思われる患者様をよく観察します。
具体的には、舌痛や頭痛、キーンという耳鳴り、自分のお腹の音や嚥下音が気になる。人の咀嚼音が気になる。周囲の声が気になる。などの症状ですが、どれも詳細に入らず漠然とシンプルで、診察の度に繰り返すことが特徴です。(オートマチックな感じ)
もちろん、内科や耳鼻科を受診した後の話ですが、しばしば、フラッシュバックや解離の治療と同じ方法で回復するケースを経験します。