その子にとって、苦手な場所と時間の特定化は大事だと思います。
まず、時間については、朝の6時から10時の間だけフラッシュバックや解離をおこしているケースがあります。
それ以外の時間帯だと、平気で家から外出できたり学校に行けたりします。
もう一つは場所の問題で、学校の方向や友達と会うエリア以外なら、外出できるケースもよくあります。
こういう風にして、少しずつ子供の行動を時間や場所で区切ってあげると
案外、法則性が見えてきて、パニック発作なのか?、フラッシュバックなのか?背景に発達や強迫が無いかみえてきます。
このあたりの事は、ぜひ、ご家庭の中や学校の先生と相談されると、お子さんの対応の勉強になると思います。
さいごに、時間や場所の問題が解決した後の「こころの問題」になりますが、これまで どんなに純粋で真面目なお子さんでも、学校に行かない事を長期化させようと思ったら、小さな嘘をたくさんつかなくてはならなくなります。
でもこれが、「嘘なんだ」と思いこまないでほしいのです。小さな自我を守る為、自己防衛のために必要な言い訳なんです。
大切にしてあげてください。
このあたりの子供の苦しい立場を察してあげると、より良い関係になるのかなと思っています。