お久しぶりです。
約2か月ぶりに【パニック障害】のブログの“続き” を書いています。
【うつ病】や【パニック障害】であるかどうかにかかわらず、
食事が乱れているときは、生活全般も乱れているものです。
規則正しく、決まった時間に適量の食事をとられるかたで、
メンタルヘルスの問題を抱えるかたにお会いすることは、これまでマレです。
【パニック障害】で診察室でお会いするかたの多くは、
朝食抜きで、昼食や夕食はコンビニ弁当を食べる、
過食でパンをモグモグ食べるなど、小麦が大好きな “小麦族” です。
“食べる” ということには心理的な要素が大きく関わっており、
食行動を見直していくと、自分自身が客観的に見えるようになってきます。
治ってくると気付くのですが、異常な食行動は心の問題のあらわれです。
特に【パニック障害】に代表される【不安障害】をもたれるかたは、
『いつも何か口にしておかないと気が落ち着かない』
と多かれ少なかれ感じています。 不安から食べているのです。
コーヒーもアルコールも原理は同じで、その心理状態は『不安』です。
そのため、不安が強ければ強いほど、とめどなく食欲もわき、
それを自分自身の力でコントロールすることは並大抵のことではなくなっています。
そのため、しばらくの間は不安をとるお薬を飲みながら、
自分の手の平でコントロールできるサイズまで食欲を小さくしておいて、
それから家族と協力して(1人暮らしのかたは医師と話しあって)
食事の献立てを考えるようにします。 次回に続きます。